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※本記事では『宇宙兄弟』の45巻に関する若干のネタバレがあります。未読の方はご留意ください。


幼い頃にみた夢を、大人になっても追い続けている。そういう人を目にした時、どこかバカにしたように「すごいね」と言う人がいるが、私は心の奥底から「すごい」と思う。憧れを抱き、夢をみて、そこに向かってひた走る。そんな大人は、掛け値なしにカッコいい。


小山宙哉氏による名作『宇宙兄弟』が、18年半にもおよぶ連載に幕を下ろした。高校生から読みはじめた読者は、すでに六太の初登場時の年齢を越えていることだろう。宇宙飛行士を目指す南波兄弟の軌跡は、希望と絶望を幾重にも積み重ね、やがてかけがえのない光を放つ。


一足先に宇宙飛行士になった南波日々人。そんな弟に引け目を感じていた兄の南波六太は、日々人の計らいで、遅ればせながら宇宙飛行士への道に足を踏み出す。彼らの夢を後押ししたのは、天文学者のシャロン。幼い六太と日々人は、近所にあった彼女の観測所で多くの時を過ごし、宇宙についてだけではなく、人として大切なことを教わった。


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