※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2026年9月号からの転載です。
出口さんと『HUNTER×HUNTER』の出会いは、2年ほど前。映画やドラマの撮影をしながらも、毎日アニメを観続けるほど好きになった。
「ご飯やお風呂の間も観ていました。もうこの作品が私の日常の一部になって、ずっと一緒に生活しているような感じでした」
『HUNTER×HUNTER』は、章ごとに物語の雰囲気がまったく変わるのが大きな魅力だが、出口さんが最も惹かれたのは、ゴンたちが人間を捕食する異形の蟻、キメラ=アントと闘う「キメラアント編」だった。
「ラストに号泣しました。非道だった王メルエムが最期に願ったのは、盲目の少女コムギと共に過ごすこと。彼女を前に初めて生きることの意味を知る。二人の愛が胸に迫って……。観終わった後、そのまま本屋に走って、コミックスを買いました」