映画「ドラマなふたり」は、可笑しく、恐ろしく、そしてベスト級の“居心地の悪い”傑作であった。
ある日、カフェでドラマのような、運命的な出会いをしたチャーリー(ロバート・パティンソン)とエマ(ゼンデイヤ)は、互いに認め合い、愛し合う非の打ち所がないカップルだった。また二人の職場や友人たちとの関係も良好で、7日後に迫った結婚式までなに一つ問題はなかった。
しかし、チャーリーとエマの友人であるレイチェル(アラナ・ハイム)と夫のマイク(ママドゥ・アティエ)の四人で軽い気持ちで始めた“最悪の秘密”を打ち明けるゲームが、二人の結婚までの道のりを狂わせてしまう。
ロマンスコメディと思わせるほどの軽妙なノリと笑いを誘うエピソードから始まる本作は中盤で急転直下。スリラーへと暗転し、エマとチャーリー、二人の関係が崩れ窮地に陥る様は息が詰まるほどの居心地の悪さである。