■帯もバーコードもない? 『ファイブスター物語』をめぐる“幻の本”
『ファイブスター物語』の40周年を記念して、ある“幻の本”が増補復刻された。
その名は『MAMORU MANIA Reprinted Edition』(井上伸一郎、永野護/星海社)。1997年に刊行されたこの本は、長らく入手困難となっていた一冊だ。
オリジナル版は表紙に永野護のイラストが描かれ、そこに「MAMORU MANIA」と小さく記されているだけ。帯はおろかバーコードすらない本だった。今回刊行された増補復刻版の「まえがき」で、井上伸一郎氏自身が当時の本について振り返っている。
井上氏は、デザイナー・永野護氏の初代担当編集者として、「月刊ニュータイプ」などを通じて永野氏の仕事を間近で見てきた人物。『MAMORU MANIA』には、そんな井上氏が綴った『ファイブスター物語』誕生の背景や、永野氏との仕事の日々に加え、富野由悠季監督や「月刊ニュータイプ」初期の編集長の文章も収められている。