ダ・ヴィンチWeb

※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2026年9月号からの転載です。



『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』の監督最新作で、透明人間の娘をもつ父親役に挑戦。


「お話をいただいた当初は、妻を含めた家族5人で東京へ行く設定でした。でもシングルファザーの設定に変わって、演者としては、より難しくなったなと(笑)。一方で客観視したとき、物語的にはそのほうがより面白くなるとも思ったんです。妻がいたら、助けてくれる場面がいっぱいあるはずですから。独りで娘たちを守りながら旅をする設定は、いいなと思いました」


三姉妹に振り回されっぱなし。


「〈主演:毎熊克哉〉となっていますけど、僕はむしろ姉妹役の子たちが主演だと思っていたので、自由な彼女たちに振り回されている父親というのが、まず理想像としてありました。彼女たちが主役で、自分はそれについていく。だから学の裏設定的なことや演技プランを持ち込むことよりも、目の前の3人とちゃんと向き合うことがいちばん大事でしたね。3人とは撮影前のリハーサルのときからお昼ご飯も一緒に食べて、ずっとおしゃべりして。たとえ本番で(ひかり役の)鈴木さんが目の前にいなくても、ひかりは僕のなかに常にいるわけです。目線や記憶といったスキル的な演技よりも、一緒に過ごした時間が映像に残ることを意識しました」


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