近年、首都圏を中心に中学受験熱は高まりを見せている。そんな中、中学受験は「頭のいい子が偏差値の高い学校へ行くためのもの」だけでなく、子どもたち一人ひとりが、それぞれの目的を達成するための選択肢にもなっている。「発達障害があるからこそ、中学受験をする」という選択をした4つの家庭の受験体験を描いたコミックエッセイが『発達障害っ子の中学受験』(モンズースー:著、小川大介・橋本圭司:監修/KADOKAWA)だ。作中では、異なる特性を持つ4人の子どもたちとその家族の体験を、「受験を決意した理由」「塾・学校選び」などテーマごとに紹介。医師と中学受験専門家、それぞれの視点から書かれたコラムも掲載され、「なんのために中学受験をするのか」という本質にも迫った一冊だ。本書を監修した教育家の小川大介先生にインタビュー。30年以上にわたって中学受験指導にあたってきた小川先生に、発達障害のある子どもの中学受験に加え、定型発達児の中学受験についても、広くお話を伺った。
※発達障害という言葉は近年、“神経発達症”という名称に変わっています。本記事ではわかりやすい表現として発達障害と表記しています。