三吉彩花が選んだ1冊は?「心を込めて料理を作れば、必ずそれが相手に伝わるんだと思いました」
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※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2024年12月号からの転載です。
毎月3人の旬な有名人ゲストがこだわりのある一冊を選んで紹介する、ダ・ヴィンチ本誌の巻頭人気連載『あの人と本の話』。今回登場してくれたのは、三吉彩花さん。
(取材・文=松井美緒 写真=干川 修)
数年前、健康や体作りのために自身の食事を見直したという三吉さん。本書は、その際に手にした一冊だ。著者・佐藤初女さんの、お米一粒一粒を大切に作るおむすびのレシピに、三吉さんはとても惹かれたという。
「素材との丁寧な向き合い方が、素晴らしいです。それに私、おむすびがすごく好きなんです。子どもの頃、祖母が作ってくれたおむすびが本当に美味しくて。今も、風邪や食欲のないとき、おむすびだったら食べられます。一番シンプルな食べ物で、でも、だからこそ力が湧いてきます」
本書には、初女さんが料理に込めた思いも添えられている。
「食事は、ただ栄養を摂取するためだけのものではないんですよね。心を込めて料理を作れば、必ずそれが相手に伝わるんだと思いました」