本田望結が選んだ1冊は?「本を読んでいろんなことを想像する。その楽しさを教えてくれました」
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※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2024年12月号からの転載です。
毎月3人の旬な有名人ゲストがこだわりのある一冊を選んで紹介する、ダ・ヴィンチ本誌の巻頭人気連載『あの人と本の話』。今回登場してくれたのは、本田望結さん。
(取材・文=松井美緒 写真=TOWA)
『おおきなおおきな木』は、本田さんにとって「一番最初の絵本」だと言う。
「私の実家は、廊下の両側に絵本を飾っているんです。その中に、5人のきょうだい、それぞれお気に入りの一冊があって、私はこれ。私が買ってもらったものではないんです。もしかしたら、一番上の姉が小さい頃から飾ってあったのかもしれない。だから、私が生まれたときから、ずっと一緒にいる絵本なんです」
本田さんは読書が大好きだ。
「この絵本のおかげだと思います。本を読んでいろんなことを想像する。その楽しさを教えてくれました」
『おおきなおおきな木』の中で、本田さんがとくに惹かれたのは。
「やっぱり、大きな木の穴の中で動物たちや若者が見る夢ですね。優しい夢で、心が温かくなります」