引用----
「瞳星さんには、異母姉である美々子の結婚式兼披露宴に、私の代わりに出てほしいんです」
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無明大学の一回生である百古里民恵に、同じく無明大学三回生の瞳星愛が荒唐無稽な頼まれ事をされる場面から物語は始まる。
身内でもない人間から「自分の代わりに結婚式に出席してほしい」と頼まれることなど普通に考えてあり得ない。しかもその花嫁である美々子はすでに亡くなっているというではないか。
これは一体どういうことなのだろうか。
無明大学の図書館棟の地階の一室にある怪異民俗学研究室、その主の刀城言耶の助手である天弓馬人が謎を解く人気シリーズの第三弾。
今回の舞台は奈良県の丹生谷村。そこには古くから村を二分するほど力のある二つの名家があった。百古里家と田染家である。
しかし、ある事件をきっかけに田染家は没落してしまう。