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写真を撮ると必ず幽霊が写り込む特殊な能力。それがお金になると知ったら——。『心霊写真密売マニュアル』(池袋万里/KADOKAWA)は、心霊写真と裏ビジネスが交錯する刺激的な世界をコメディタッチで描いた新感覚のオカルト作品である。


100%の確率で心霊写真を撮影できる特殊体質の男子中学生・海野。彼が撮った不気味な1枚をきっかけに、同級生の山川は驚きの事実を知る。幽霊が写り込んだ写真は、一部のマニアの間で「高く売れる」というのだ。かくしてふたりの少年はこの怪しいビジネスに足を踏み入れるのだが、その理由は決して安易な小遣い稼ぎではなかった。


両親ではなく、伯父夫婦と暮らしている海野の家庭には、彼を苦しめる異常なルールがあった。それは海野が伯母の機嫌を損ねるたびに、伯父が彼の大切なものをひとつずつ壊すというもの。そんな最悪の環境から抜け出すための資金を手に入れたいと、海野はいつも願っていた。「お金がほしい」と山川に打ち明けたことで、ふたりは本格的に心霊写真で金を稼ごうと動き始める。


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