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誰かに教えた情報が、あとから間違っていたとわかったとき、あなたならどうするだろうか。「嘘をついたと思われたかも」とくよくよ悩んでしまう人も、きっと少なくないはずだ。


『働く!くよくよ犬』(ろふ/KADOKAWA)は、何かと考えすぎてしまう繊細な主人公・イヌの会社員生活を描いたコミック。ちょっとした言動まで「大丈夫だったかな」と気にしてしまうイヌと、おおらかな同僚たちとのやりとりが、あたたかくユーモラスに描かれる作品だ。


ある日、イヌの後輩・ネコくんたちが取引先へ出かけることに。外の天気を尋ねられたイヌは、「いえまだ降ってないですね」と答えて彼らを送り出した。ところが、外はまさかの土砂降り。その事実を知ったイヌは早速くよくよ。「嘘ついてしまった」「めちゃくちゃに降ってた」と落ち込み始める。ネコくんたちはどう思っただろうか。「『ふってないって言ったのに…』『カサ持ってこなかった…』…ってなってるかも」……。考えれば考えるほど、申し訳ない気持ちは膨らんでいく。すると、スマホにネコくんからメッセージが届いて……。


そこに綴られていたのは、イヌのことをよく知るネコくんならではの言葉だった。イヌが気にしているかもしれないと察したネコくんの、さりげない気遣いにグッとくる。「こんな後輩がそばにいたら心強いだろうな」とつい頬がゆるんだのは、きっと私だけではないだろう。


文=アサトーミナミ


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