ダ・ヴィンチWeb


誰かから逃げたい人の引っ越しを手伝う“夜逃げ屋”。そんな夜逃げ屋で実際に働き、リアルな体験をマンガにしたのが『夜逃げ屋日記』(宮野シンイチ/KADOKAWA)だ。本作には家族にまつわるエピソードも多数登場。“家族とは何か”を改めて考えさせられる。


長年家族から虐げられてきた36歳の男性。父が死んだこと、母が寝たきりになったことからついに夜逃げを決意する。兄が家を空ける2時間の間に引っ越しを完了させるつもりが、兄から「予定が変わり30分で帰宅する」と弟へ電話が入る。


30分以内に引っ越し作業を終えるため、急いで現場に向かう宮野さんたち。廃品回収業者というていで荷物をトラックに運び込むため、母親に「廃品回収の人がきてて…」と伝えに行く依頼者。扉の向こうから聞こえてきた会話は「そんな話きいてねぇぞ」「舐めてんのか、このゴミ虫」と最初から罵倒のオンパレード。しかもガシャン、バチンといった、叩いたり、ものにあたっているような音もひっきりなしに続く。


  • 続きを読む