夜ドラ『税金で買った本』(NHK総合 毎週月~木曜 夜10時45分~放送中)は『週刊ヤングマガジン』で連載中のずいのさんと系山冏さんによる同名漫画が原作のライブラリー・ヒューマンコメディー。10年ぶりに訪れた図書館で起きた出来事をきっかけに、その場所でアルバイトを始めたヤンキー高校生の石平紀一(奥平大兼)が個性豊かな職員たちとともに奮闘する。
お仕事ドラマとしては珍しく「図書館」を舞台に描かれる本作。本作で初めてプロデュースを手がける古和田早紀さん(東阪企画)と制作統括を務める内丸摂子さん(東阪企画)に、ドラマ化に至った経緯や作品の魅力、キャスティング秘話について伺った。
図書館が舞台のお仕事ドラマと「夜ドラ」の親和性
――本作をNHK「夜ドラ」枠でドラマ化しようと思ったきっかけを教えてください。
古和田早紀さん(以下、古和田):面白そうな本を探していたときに、漫画レンタルのランキングに入っていたんです。初めてタイトルを見たときはまったく図書館とは結びついていなかったのですが、気になって借りてみたら主人公がヤンキーで舞台は図書館と組み合わせが意外で。読み進めるうちに、今まで知らなかった図書館の話にのめり込んでいきました。
私は元々10年くらい情報番組を担当していて、ドラマ部に異動してきてきちんと関わったのは本作が初めてなんです。ただ、図書館が舞台の作品はあまりないので、思いきって企画を提案してみました。
内丸摂子さん(以下、内丸):ドラマ化できないかと相談を受けて原作を読んだときに、15分という尺やターゲット層も含めて「夜ドラ」の枠にぴったりだと思いました。しかも、男女かかわらず楽しめるお仕事ドラマなので、すぐに話を進めましょうと。