※この記事はセンシティブな内容を含みます。ご了承の上、お読みください。
『消えたい夜に救われたい 30年間苦しめられたトラウマに向き合った話』(宮城みち:著、利根川義昭:監修/KADOKAWA)は、性被害によるトラウマをずっと抱えてきた女性が、専門家の力を借りながら過去と向き合い自分を取り戻していく物語。著者・宮城みち氏の実体験をもとに描かれたコミックエッセイだ。
主人公・みちは、幼いころに受けた祖父からの性被害と、未遂に終わったものの従兄弟からの性的な暴力行為によって、30年間、心に大きな傷を負ったまま生きてきた。何かのきっかけがあるたびに、過去に受けたつらい記憶や感覚が今起きているかのようによみがえる「フラッシュバック」と、慢性的な体調不良や無力感などが常につきまとい、日常生活に大きな影響を及ぼしていた。この生きづらさから抜け出すために、トラウマ治療について本格的に調べ始める。