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実は優しい人間なのに、イカつい見た目のせいで怖い人だと思われがちなふたり組。彼らのシュールな日常をコミカルに描いたマンガが『見るからに怪しい二人』(鬼澤馬勇/KADOKAWA)だ。特徴的すぎるファッションのおかげで隠れているが、実はふたりとも結構イケメンでスタイルもいい。今回はだからこそ発生したトラブル(?)のお話。


いつものように公園のベンチで過ごすふたり。モヒカンの男が、「昨日ファッションスナップに声をかけられたけど、急いでたから今日待ち合わせした」と打ち明ける。「ポーズとかとるのかな?」と、ロックやメタルでよく使われる人差し指と小指を立てた「メロイックサイン」をするモヒカン。


「絶対それは違う……!」と読者が慌てたところで、長髪の男が元モデルであることが判明。首に手を当てる通称「首痛ポーズ」を教えてくれる。さらに「目線は『小銭落ちてないかな~』って探すように下向けるといいよ」と視線のアドバイスまで。“視線を下げる=小銭を探す”という発想が引っかからないでもないが、「これならモヒカンくんもいいポーズが取れそう」と読者も一安心。しかしモヒカンのポテンシャルは我々の想像を遥かに超えていて……。


この自撮り他撮り全盛期の時代において、こんなにポーズがうまくいかないことある?と思ってしまうが、そんな他者の目を気にせずマイペースを貫いているふたりの空気が、この作品のいいところ。ゆるい空気の中から生まれる「そうきたか!?」な笑いが癖になる。


文=原智香


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