テレビ東京入社4年目局員・牧島による、連載エッセイ。「新しくて面白いコンテンツ」を生み出すため、大好きなお笑いライブに日参し、企画書作成に奮闘する。これはそんな日常の記録――。
こんにちは。
テレビ東京の牧島俊介です。さて...。
私が監督・プロデューサーを務めた『アリフォルニアseason2』(TVerで配信中)で、最もこだわったのは、第1話の「アリタのお尻から黒い謎液が湧くシーン」である。
番組冒頭約20秒間、アリタはお尻から計21回、黒い謎液を噴出する。
「ピュッ、ピュッ、ピュッ…」
これらの液体噴出につけられた「ピュッ」という効果音は、全てが同じではない。それぞれのピッチを1ヘルツ単位で調整して、変ニ長調のメロディーを奏でるようにしている。ピッチとは、「ド」「レ」「ミ」…といった音の高さのことだと思ってほしい。
便宜上、液体噴出の音を「ピュッ」と書いたが、実際に私には「ピュッ」とは聞こえていない。「ド」とか「ファ」とか、音の名前で聞こえている。絶対音感がある。
ここから8段落ばかり、絶対音感のない方には伝わりにくいお話が続きますが、どうかお付き合いください…。