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※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2026年11月号からの転載です。



2025年に「DTOPIA」で第172回芥川賞を受賞した安堂ホセが、待望の受賞後第一作を発表した。タイトルは『獣走』。“スポーツが生まれる瞬間”を題材とした本作について、安堂さんに語っていただいた。


「DTOPIA」で芥川賞を受賞した安堂さんの新作は、“スポーツ小説”。とはいえ、題材はサッカーや野球のような既存のスポーツではない。まだ誰も見たことがない新スポーツが生まれる過程を描いた、自身初の長編小説だ。


「受賞をきっかけに知ってくれた方も多く、『子どもが同じような立場なので読ませたい』という親御さんもサイン会に来ます。ただ、自分なりのテーマを書こうとすると殺傷やセックスの描写が入ってくるので、考えたのがスポーツを題材にすることでした。男性の身体感覚、暴力、限られたスペースでルールに基づいて生きること。スポーツはこれまでに書いてきたテーマとの関連も深く、それでいて今まで参加できなかった人とも一緒に進むのにぴったりでした」


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