生活を楽しむ人たちは、身近にあるものを長く大切に使うことも上手だ。『季節が好きなわたしとマダム』(にいざかにいこ/KADOKAWA)は、キコと節子さんの交流を通じて、旬の食材を使ったレシピや暮らしの知恵を描く物語である。
第7話には、第2話で節子さんを“友だち”としてキコに紹介した小学生の息子が登場する。クローゼットの整理をしていたら、若い頃の夏の思い出が詰まった赤いワンピースを見つけたキコ。外に着ていく勇気はもうないが、まだ手放す気持ちにもなれず、パジャマとして活用することに。ちょっと派手すぎ…? と気になるが、息子は「すごくいいと思う。似合ってる!」と褒めてくれた。
息子が赤いワンピースから連想したのが、以前キコと一緒に作ったという赤紫蘇ジュース。赤紫蘇は初夏の限られた時期に出回るもので、梅を赤く染めるために使われることもある。キコのレシピによれば、お湯でしっかりと煮出すことで、葉っぱと同じように真っ赤な赤紫蘇ジュースが仕上がるようだ。