「水すら飲めない…」ようやくつわりが終わったと思ったら、坐骨神経痛で歩けない!? 壮絶すぎる妊娠コミックエッセイ
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『つわりが怖くて2人目に踏み切れない話』(松本ぽんかん/KADOKAWA)は、著者自身が体験した壮絶なつわりの苦しみをリアルに描いたコミックエッセイだ。
つわりは個人差が大きく、経験しない人にはそのつらさがなかなか伝わりにくい。多くの場合、一定の時期を過ぎれば改善する症状とはいえ、いつ終わるか分からない吐き気に襲われ、それまでの生活が一変してしまうことも。さらに人によっては、吐き気や倦怠感、食欲不振などあらゆる苦痛が延々と続く日々にすっかり気がふさぎ、挙句には妊娠そのものが大きなトラウマになってしまうこともあるという。
著者の松本さんも、重いつわりの症状に悩まされたひとりだった。食べられるものがどんどんなくなり、しまいには水さえ吐いてしまうほどに。しかし、“つわりごとき”で病院にかかるわけにはいかない……。自分にそう言い聞かせ、自宅でひとり耐え続けていたものの、ついにその様子を見かねたパートナーに引きずられるようにして病院へ向かう。そこで初めて、自身の症状がつわりが重症化した「妊娠悪阻(にんしんおそ)」であったことを知ったのだった。