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  • 日々の心の動きや、自身を形作る過去の優しい記憶を丁寧に綴り、広く共感を集めているエッセイスト・中前結花さん。4冊目となる書籍『日々のお星さま。』(文藝春秋)は、5年分の日記がつけられる「5年手帳」をベースに、小さな星屑を拾い上げるように現在と過去の出来事を描いたエッセイ集だ。新刊刊行を機に、本作でのチャレンジや、専業エッセイストとなって約1年を迎えた今の思い、作家としての関心事まで、幅広く話してもらった。


    『日々のお星さま。』 (中前結花/文藝春秋)


    5年手帳から始まった、日々の星屑を拾い上げるエッセイ


    ■――5年手帳をベースにしたエッセイをまとめた本書の刊行までの経緯を教えてください。


    中前結花さん(以下、中前):私は小さい頃から日記を書いていて、2024年から「5年手帳」で日記をつけるようになって。5年分を1ページに書くので、1日について書くのは、ほんの140文字程度なんですけど、写真やチケットとかいろいろなものを貼りつけているので、まだ残り2年ちょっとあるのに、かなりの厚さになっているんです(笑)。そのパンパンな手帳を、ほぼ日の手帳チームの方が面白がってくださって、ほぼ日で、5年手帳をベースにしたエッセイの連載が始まりました。


    私は昔のことをよく覚えているから、おそらく人より記憶力がいいんだと思うんですけど、日記を書くことでより記憶が定着しているのかなと思っていて。いつか、日記について書きたいという思いもあったので、こういう形で書籍にできて良かったです。


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