※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2026年11月号からの転載です。
「心が冷静でいられなくなるぐらいハマりました。それまで僕が読んできたマンガにはない世界観だったのも、理由のひとつかもしれないです」
かつて、世の常識を覆した地動説。その証明を唱え続けてきた人々の長きにわたる物語。萩原さんは「生きることの意味など哲学的なことも考えるきっかけになりました」と語る。
「第1巻から衝撃を受けました。世渡り上手で、優等生として生きてきた少年・ラファウがタブーの地動説に魅了され、美しい新説を守るために自死を選ぶ。その瞬間、この作品の主人公は〈地動説〉であり、そこに人生を賭した人たちの〈信念〉だと気づきました。それゆえ、ノヴァクの視点で物語を見ると、また違った面白さが感じられるんです」