「悪いヤツのしるし」父親のタトゥーをからかわれ、いじめの標的にされてしまった息子。タトゥーを通して向き合う家族の物語
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みなさんは、タトゥーにどんな印象をお持ちだろうか。近年ワンポイントタトゥーなどがファッションの一環として人気となっているが、日本でタトゥーを入れている人はまだまだ多くないだろう。
『ぼくのパパにはタトゥーがある』(丸田マノ/KADOKAWA)は、タトゥーを入れた父親を取り巻く困難に向き合った、家族の物語だ。
本作の主人公であるリョウとリツコはサーフィンを通して出会い、交際を始める。旅先の異国文化に感銘を受けたリョウは、強さ・勇気の証として右腕にタトゥーを入れた。結婚し飲食店を始めた2人の間には息子たちが生まれ、子供優先の生活へと変化。ライフスタイルが変わりゆく中で、タトゥーによる様々な困難が発生する。
日本では、タトゥーを入れていると公衆浴場やプールに入れない、というのは有名な話だろう。他にも、健康リスクから生命保険の加入がしづらくなったり、あらぬ悪い噂を立てられてしまったり…など想像以上に弊害は多い。