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薬の苦さに悩むすべての人を救いたい!「不苦の良薬」を作るべく奔走する、庶民出身の宮女が歩むシンデレラストーリー

  • 旺華国後宮の薬師

     誰もが一度は聞いたことがある、「良薬は口に苦し」という言葉。しかしその良薬も、当然ながら苦くなければなお嬉しいものだ。


     そんな理想の薬を現実とするべく、後宮で薬の研究に勤しんだ賢女・薬妃のシンデレラストーリーを描いた中華ファンタジー。それが『旺華国後宮の薬師』(初依実和:漫画、甲斐田紫乃:原作、友風子:キャラクター原案/KADOKAWA)である。


     のちに薬妃と謳われた本作の主人公・英鈴は、元は薬屋の両親を持つ庶民の生まれ。


     そんな彼女が宮仕えを始め、調合した薬をいかに「飲みやすくするか」に力を注ぐ中で、豊かな発想力が運よく新しいもの好きの若き皇帝の目に留まり、なんと一足飛びに一宮女から妃の位へ。


     薬を煎じてお茶にしたり、甘味を活用して飴玉や水菓子にしたり。


     驚きのシンデレラストーリーを叶えた後も後宮の様々な思惑に巻き込まれながら、それでも大勢の人々のため、「飲みやすい薬」の普及に奔走! 本作では、そんな彼女の奮闘記が描かれている。

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