“まんがの集英社”の総力を結集! 22年ぶりにリニューアルした『学習まんが 世界の歴史』のポイントは?【編集者インタビュー】
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10月に発売された「集英社版『学習まんが 世界の歴史』」。2026年に創業100周年を迎える集英社の「創業100周年記念企画」の一環として刊行された。多くの読者に愛され続けてきたロングセラーシリーズの、22年ぶりの全面リニューアルで、荒木飛呂彦氏など集英社の人気まんが家が表紙を描いたことでも注目を集める本シリーズ。ではどの部分がどのように変わったのか? ――今回のリニューアルに関わった集英社 児童書編集部副編集長の加藤義弘さんにお話を伺った。
大国だけでなく、多くの国に目を配った再編集
加藤義弘さん(以下、加藤さん):リニューアルというと前作を前提に新しくした印象を受けるかもしれませんが、実質は全面刷新と言いますか。タイトルのみが引き継がれていて、中身はシナリオから作画から全て新しいものになっています。
――そうだったのですね。となるとかなり大きいプロジェクトだと思うのですが、いつ頃から動き出されていたのでしょうか?