本を読まない子も夢中になる児童書「グレッグのダメ日記」シリーズ。作者・ジェフ・キニー、不登校児へのメッセージは「スマホで世界を狭めないで」
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全世界70の言語に翻訳され、シリーズ累計発行部数は2億9000万部を突破している児童書「グレッグのダメ日記」シリーズ。主人公グレッグのなかなかうまくいかない日常の冒険を、日記形式で綴ったユニークな本作。2024年11月には19作目の『グレッグのダメ日記 すごいひみつ』(ポプラ社)が刊行され、作者であるアメリカの児童文学作家ジェフ・キニーさんが約9年ぶりに来日しました。
本作は、本国のアメリカで実写&アニメ映画化されるほどの人気。日本でも「普段は本を読まない子が夢中になる」「“あるある”がいっぱいで共感できる」などと支持されています。ダ・ヴィンチWebでは、新作を心待ちにしている読者に向けてジェフさんのインタビューを実施。子どもたちに必要なことについても考えさせられるお話となりました。
(取材・文=吉田あき 撮影=島本絵梨佳)
19作目にして最高の自信作
——グレッグは将来有名になった時にインタビューを受けなくていいように日記を書き始めた、という経緯がありますね。その作者であるジェフさんご自身は、インタビューはお嫌いではないでしょうか?