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目指すは帝との円満離婚! 帝から嫌われるために“にんにく”を丸かじりする「おもしれー姫君」が主役の平安宮廷ファンタジー

  •  想い人と出奔した姫君に代わり、“数合わせ”として入内した主人公。彼女が目指すのは、帝との円満離婚で…!?


    『暁花薬殿物語』(佐々木禎子:原作、霜月星良:漫画、サカノ景子:キャラクター原案/KADOKAWA)は、正后争いに巻き込まれてしまう“数合わせの正后候補”が主役の平安宮廷ファンタジーだ。


     下級貴族出身の姫・千古(ちふる)は、薬師になるという夢を抱いた女の子。しかし帝の正后候補として入内することになってしまう。


     正后になることを望まない千古は、帝に嫌われて円満離婚しようと、生の大蒜(にんにく)にかじりつく。はたから見ればなんとも変わった姫君である。


     入内した夜、千古のいる登花殿(とうかでん)になんと帝が現れる。他の正后候補たちの元には一度も訪れていないのに、である。


     実のところ、帝のこの訪問は千古に会うことが目的ではなかった。しかし結果として帝と千古は出会うことに…。


     この一件は周囲から「千古が正后に一番近いことのあらわれ」とみなされ、いよいよ物語が動き出す。自分をとりまく状況の変化に千古も覚悟を決め、人としてひとまわりもふたまわりも成長していくのだった。

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