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耳かき専門店を訪れてきた男子中学生。客層として珍しい彼が抱えていた悩みに思わず共感【漫画家インタビュー】

  • 耳かき専門店で働いて自己否定“沼”から抜け出す話

    耳かき専門店での勤務経験を基にしたオリジナル漫画をSNSで発信する森民つかさ(@uouououoza1)さん。自己否定という“沼”に浸かってしまっている漫画家志望の主人公が耳かき専門店で働き始め、さまざまな想いを抱える客たちとの出会いを通じ、強すぎる自己否定感と向き合っていく姿を温かいタッチで描く。耳かき専門店の知られざる裏側とは。著者の森民さんに、第4話についてお話をうかがった。


    漫画家活動もうまくいかず、アルバイトも長続きしない生活を送っていた主人公。自己否定の“沼”に浸かってしまっていた中、「耳かき専門店」で働き始める。仕事に慣れてきた頃、男子中学生が来店。年齢や大人びた言動に驚く森民だが、接客中に彼が愚痴を口にし始め……。


    客とのコミュニケーションでは身の上話も


    ――施術中にお客さんが寝入る姿が描写されていますが、実際多いのでしょうか?


    最初から最後まで寝続ける方は多くはないですが、体感だと7~8割の方は寝落ちしちゃうのではないでしょうか。皆さん疲れているんですね……と感じます。なかには起こしてもなかなか起きてくれない方もいて、困ったこともありましたね。大声で呼んでも肩をたたいても起きずに、深い眠りに入ってしまっている方もいらっしゃいました。

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