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“女子高生”を無駄に浪費! キレッキレのギャグセンスが光るJK3人組の愉快な日常を描いた大人気学園コメディ『女子高生の無駄づかい』

  •  学生時代は、学び、遊び、挑戦し、失敗する自由がある特別な時間。気の置けない仲間と過ごした日々は、人生において決して色あせることのない財産となるだろう。


     そんな貴重な時間を無駄に消費する、ちょっと残念な女子高生たちの日常を描いた『女子高生の無駄づかい』(ビーノ/KADOKAWA)は、アニメ化やドラマ化もされた大人気学園コメディだ。


     本作の主人公は、個性豊かな女子高生3人組。新学期早々、クラス全員に悪口だらけのあだ名をつける田中(通称:バカ)。休日は推しアニメや漫画に熱中し、さらには自分自身が有名な漫画家になった妄想をしているうちに、気づけばベッドの上で一日を終えている菊池(通称:ヲタ)。退屈な授業中、ノートに複雑怪奇な迷路を書いて気をまぎらわす無表情な才女・鷺宮(通称:ロボ)。


     平和すぎる日々に、田中はふと思う。「うちらってさ~、女子高生という最大の武器を持つ今がピークなんじゃない!?」


     傍目にはくだらないことばかりに時間を費やす彼女たちの日常は、純粋な笑いと高度なユーモアに溢れている。強すぎる個性を持つキャラクター同士のコミカルな掛け合いやキレッキレのギャグセンスに、思わずページをめくる手が止まらなくなるだろう。

     最新13巻では、流行のネットドラマがきっかけでひと悶着。これからドラマを楽しもうという菊池の前で、田中は禁断のネタバレをうっかり口にしてしまう。激怒した菊池は思わずこう叫ぶのだ。「ネタバレする奴は死刑!」


     テンポの良いギャグに大笑いしたり、シュールすぎる場面にくすっとしたり、「こういうこと、あるある!」と共感したり。ストーリーを追うというより、作中に漂う独特の空気感そのものを存分に楽しんでほしい。


     ギャグ漫画が好きな人はもちろん、移動中や休憩中などのすき間時間にひと笑いしたい人にはぴったりの作品だ。


    文=ネゴト / 糸野旬

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