安部若菜 エッセイ連載「私の居場所は文字の中」/第10回「澄んだダンス」
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新年、あけましておめでとうございます。
初詣、初売り、初競り、何をやっても初めてになり、心機一転、切り替える節目が用意されていることをありがたがっているうちに正月がとっくに終わっていました。
2024年から2025年になり新しい年が始まった訳ですが、2025年というのは何だか特別な年に感じます。
まず、5の倍数の年は何だか区切りっぽい。2015年しかり、2020年しかり。そして『大阪・関西万博が2025年開催』。
開催が決まった2020年時点では、2025年なんて大分先だなぁと思っていたのに、あっという間に来てしまいました。思えば日本開催のオリンピックの時も同じような会話をしました。
「お・も・て・な・し」って言ったのこの間に感じる…え⁉︎あれ2013年⁉︎学生のうちは、「早く20歳になりたい」と願っていたのに、最近はどんどん過ぎる年月が怖くなってきました。まぁ、年を重ねた自分も楽しみなのですが。