ダ・ヴィンチWeb - ワラウ

窪塚洋介×亀梨和也のW主演! 被害者の代わりに加害者に復讐する「復讐屋」を描く大人気コミック『外道の歌』が実写化《レビュー》

  •  他人の人生を軽率に奪い、その後ものうのうと生きる人間に、暴力をもって報復を行う「復讐屋」のカモとトラ。行き場のない怒りを抱えた人たちは、彼らに救いを求め、復讐を依頼する。そんな2人の「正義」を描いた作品『善悪の屑』と続編『外道の歌』(ともに、渡邊ダイスケ/少年画報社)が、この度「DMM TV」で実写ドラマ化された。


     坊主頭にサングラスをかけた無愛想な男、鴨ノ目武(カモ)を窪塚洋介、関西弁を話し、ムードメーカーだが短気で喧嘩っ早い島田虎信(トラ)を亀梨和也が演じる。


    外道の歌
    (C)DMM TV

     窪塚の醸し出すミステリアスな雰囲気と迫力、そして、過去編で見せるまるで別人のような表情はさすがだ。また、かつて凄惨な現場を目撃したカモの、過呼吸で横たわるシーンはまさに原作リスペクトと呼べるものだった。加えて、亀梨演じるトラも、すぐに頭に血が上る、瞬間湯沸かし器のような気迫が凄まじく、コミカルな演出にもとても馴染んでいる。見事に鍛え上げられた肉体は、そのトラの強さを裏付けている。2人並んだ姿は頼もしく、まさに無敵である。

    続きを読む